本日はお日柄もよく。

絵をかいたり気になったことを語ったり妄想したりしています。

今さらだけど去年(2017)読んだ面白いおすすめ本3選について語ってみた

 

去年末、書こう書こうとおもってそのままフリーズしていた「面白かった本3選」をようやく書こうと思います。2018年のじゃないんかいッ!とツッコミを入れたいところですが、今年バージョンはまた別の機会に書けたらと思います。

ちなみに去年読んだというだけで、去年発刊された本ではないです。ややこしいな!ってかんじですが;

それでは、去年(2017年)に読んだ面白かったおすすめ本です!

 

1:『GIVE&TAKE 「与える人」こそ成功する時代』(アダム・グラント著)

GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 (単行本)

GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 (単行本)

 

まずは心理学の本「GIVE&TAKE」です。
心理学者アダム・グラントさんの著作で、そこそこページ数があるのですが、あまりに面白すぎて一気に読み終わってしまいました。

これはもう~本当に面白かった!!!
今のところ墓に持っていきたい本は芥川龍之介著「侏儒の言葉」だけですが、墓までとはいかずとも、これは必携書だなっと思いましたね。

アダム・グラントさんはペンシルベニア大学ウォートン・スクールの教授で、TEDにも登壇しています。以前「英語学習にもオススメ!笑えるTEDトーク3選」というエントリーを書いたのですが、その中の1つも彼のトークです。 

Adam Grant - Wikipedia

www.motomin.work

この本、たぶん有名…ですよね!? わたしは本の売上ランキングとかあまりチェックしていなくて、とりあえず個人的に面白そうだなあと思った本を読んでいるもので、有名とか有名じゃないとかあまり把握できていません;;

「GIVE&TAKE」はDaiGoさんの放送を見ていて内容があまりに面白そうだったので気になって読んだという経緯があるのですが、その後いろいろな本を読んでいると、結構この「GIVE&TAKE」の内容が引用されていることがわかりました。わたしが読む本にはなかなかの割合で登場しますね…!

では、どういう内容か?

一言でいうと、

この世には3種類の人間がいるけど、成功する人間はそのうちの1パターンだけだよ。

ということをおしゃってる本です。

ご存知の方にとっては「おいおい耳タコだよ!」ってかんじだと思うんですが、この3種類とは以下の3つを指します。

  • ギバー:与える人
  • テイカー:奪う人
  • マッチャー:もらった分だけ返す人

著者いわく、多くの人は「マッチャー」だそうです。例えば何かしてもらったら、その分お返しをしなくちゃ…って気分になりますよね。でも余分に返そうという人はほぼいないと思います。だからマッチャーが普通ということになります。

「テイカー」は他人から搾取するひとで、いわばブラック企業の社長みたいな人です。テイカーは自分の利益のためなら親切にすることもいとわないタイプなので(いわばサイコパス??)そこそこ成功します。しかし、どこかでダメになるそう。

「ギバー」は自分の利益を考えず相手に親切にできる人です。このタイプの人は、あんまり親切なので「テイカー」に騙されたりします。例えば眼の前に2つのクッキーがあって、そこにテイカーとギバーがいたら、テイカーは「このクッキーを食べたら君は太ってしまう。だから僕が食べてあげるよ」ともっともらしい事を言って自分の利益を拡大します。しかしギバーは親切だから「僕のことを考えてくれるなんて君は親切だね。ありがとう!」と感謝したりします。騙されてるのに!OMG!!!

 

もうね、この本は読めば読むほどテイカーが憎たらしくて仕方なくなります。しかしですよ、本当に成功する人は「テイカー」ではなく「ギバー」なのだそうです。でも、ギバーは与える人だから、戦略的なテイカーに騙されたら成功できないのでは…??って思いますよね。

確かに普通のギバーでは搾取されてしまいます。しかし、ある対策を行えば必要以上に搾取されることなくギバーは大成功できます。もともとテイカーより親切だし信頼がおける人なわけだから、テイカーより成功するというわけです。

「GIVE&TAKE」は心理学の本だけど、ストーリーを読んでるみたいにいろいろ感情が動かされて面白かったですね。研究結果に基づいて書かれているわけですけど、読み手のこちら側としては、「自分はどれだろう…?」とか「周囲の人はどのタイプなんだろう…?」と考えてしまって、ソワソワしたりゾクッとしたりと、ある意味怖いんだけど最高に面白い一冊です。もしまだ読んだことがないよっという人がいらっしゃいましたらぜひ読んでみてください!

あなたは「ギバー」「テイカー」「マッチャー」どのタイプでしょうか?

 

ちなみにこの本に載っていたはなしで、すごく印象的なものがありました。それはセールスマンとお客様の話で、たくさん喋るセールスマンより、お客様にたくさん喋らせるセールスマンのほうが信頼されるというものです。普通は反対に思いますよね? 話術が巧みなほうがレベルが高そうに思うじゃないですか! でも違うんだそうです。

しかも何がすごいって、お客様のはなしを「うんうん」と聞いていたセールスマンは、ほぼ喋っていないにもかかわらず、「このセールスマンは自分のことをよくわかってくれている」と思われるらしいです。このことを考えると、いわゆる詐欺師は聞き上手でモテるタイプが多そうですね。まさに「沈黙は金」というわけですね。

 

2:『エコノミック・ヒットマン 途上国を食い物にするアメリカ』(ジョン・パーキンズ著)

エコノミック・ヒットマン 途上国を食い物にするアメリカ

エコノミック・ヒットマン 途上国を食い物にするアメリカ

 

次はノンフィクションの本『エコノミック・ヒットマン 途上国を食い物にするアメリカ』です。作家で活動家のジョン・パーキンスさんの著書で、彼の実話に基づく告発本となっています。

ジョン・パーキンズ - Wikipedia

この本ももう~本当に面白かった!!! 読み終わるのに数日かかったとはいえ、ぐいぐい引き込まれましたね。うだるような夏の暑い頃の読んでいたのですが、わざわざ激辛ラーメンを食べて汗をかきながら読んだ思い出があります(笑)

この本は一言でいうと、

アメ○カは発展途上国の生活インフラで稼いだんだ、もちろん相手が破綻することを前提にね!

みたいな本です。

著者のジョン・パーキンズさんは、もともとエコノミストとして仕事をしていました。そのときに国の仕事にかかわっていたのですが、そこでアメリカ(の中心企業)の裏の顔を見てしまったわけですね。

発展途上国は、電気とか電話とか電車とか生活インフラが整っていません。一方、先進国はいろいろ整備されていて、かなり経済格差がある状況です。そこで先進国であるアメリカは、発展途上国に進出してこんなふうに囁きます。

「うちには技術があるから生活インフラを整備してあげるよ。電気があったら便利だろう? え、お金がかかるから無理だって? 大丈夫、生活インフラを整備したら国民は仕事ができるしお金が儲かるから、この程度はすぐに返せるんだよ! ほら、試算してみたんだ。見てみて、大丈夫だろ?」的なことをいうわけです。 

ジョンさんはこの試算部分に関わっていて、数字をごまかさないといけなかったそうです。でもその数値は嘘だから、実際にインフラが整ってもお金は返せません。つまり、最初から返せないことをわかっていて莫大な借金を背負わるという手法で発展途上国を追い込んでいったわけですね。エコノミック・ヒットマンというタイトルとおり、静かにひっそりと経済的に暗殺するという…

これはアメリカの話で、日本のことは基本的に出てきません。たしか、某国の運河建設をアメリカが請け負おうとしていたけど相手国は日本に任せようとしている…とか、そんなニュアンスのことが書かれていた程度だったと思います。

 

この本を読み終わったあとは、ほんと世の中って怖いな…と思いました。世の中って何が本当かわからないですよね。

例えばネットで話題になっていても、テレビでは一切報道されないものもありますよね。こういう情報は、テレビしか見てない層は知りようがありません。その大部分はシニア層かと思いますが、この層はいまの日本ではいちばん人数が多いし、お金ももっているし、しかも政治に関心が高いですよね。国をコントロールするにはテレビは最適なんだろうなあとつくづく思います。

しかしもっと怖いのは、この本で告発されているような、ネットでも真偽がわからない情報があるということです。日本のネットで当然のように言われていることも、海外のサイトではまったく違うふうに言及されているかもしれない。とくに国際ニュースとか、本当に偏りのないニュースなんてあるのかな?と疑ってしまいます。

そう考えると「真実が何か」を追い求めるのって無駄なのかもなあと思ったり思わなかったり…いろいろ考えさせられますね。個人的には世の中の闇とかに興味があるので、この本はめちゃくちゃ面白かったです。経済が好きなかたにおすすめです!

 

3:『15歳から、社長になれる。ぼくらの時代の起業入門』(家入一真著)

15歳から、社長になれる。 ぼくらの時代の起業入門 (よりみちパン!セ)

15歳から、社長になれる。 ぼくらの時代の起業入門 (よりみちパン!セ)

 

こちらは起業についての本で、連続起業家の家入一真さんの著書です。
起業についての本は世の中にたくさんありますが、この本は学生さん向けに書かれているのですごくわかりやすいです。この時ちょうど学生起業について調べていたので、すごく参考になりました。

家入さんは、もともと株式会社paperboy&co.を立ち上げた方で、現在この会社はGMOペパボ株式会社としていろいろな事業を展開しています。

ペパボといえば、わたしにとってはレンタルサーバーの「ロリポップ!」のイメージがすごく強いです。むかしホームページを作るのが楽しくてたくさん更新していたのですが、一時期ロリポップも使用していました。オタク界隈ではロリポップとさくらインターネットのサーバーを使用している人が多かったんですよね(*´∀`*)

 

それはともかく、この本の後半には学生起業家さんと家入さんの対談のページがあって、個人的にはこれが面白かったです。ちなみにここで紹介されていたのは高校生の起業家さんたちです。

高校のときに起業するって、きっとみんなものすごい頭がいいんだろうなあと思いましたが、みんな学校への考え方とかはまちまちで興味深かったですね。仕事に専念するために高校中退した方もいて、「行きたくなったらまた行けばいいから」と言っていたのが印象的でした。

世間的によく見かけるニュースって、基本的には大卒=当然だよね、みたいなニュアンスがあるように思います。いつだったか、これからの時代は学歴社会ではなく実力社会になる的なことが言われていた時代があって、それからだいぶ経ったと思うのだけど、相変わらず日本は学歴社会のままのように感じられます。むしろ若干強まったんじゃ!?という気がしないでもないような(笑) とにもかくにも、勉強しないと大変な人生になる、というのが今でもマストな考え方ですよね。

でもそういう社会のスタンダードをサクッと超越して、好きなことに熱中して、自分の人生を自分でつかみ取ってる人もいるんだなあと…この本を読んだら、ある意味心がほっこりしました。この本は2014の発行だから、その当時高校生だった起業家さんも、今はもう二十歳を超えているわけですね。

 

余談ですが池田清彦さんの本も面白かったです

というわけで、面白かった本を3つ挙げてみました。本当は「ホンマでっか!?TV」などでもお馴染みの生物学者・池田清彦さんの本も面白くて紹介したかったのですが、いかんせん内容があいまいになりつつあったので今回はやめておきました。

でも内容が興味深いんですよ!しかも文章も面白い! ふつうの本って、当然ながら「敬語」か「である調」で進みますよね? でも池田さんの本は途中から「~じゃねえんだよ!」とか、べらんめえ口調になったり変化に富んでてめっちゃ面白いです。名誉教授なのになんか妙に親近感がわくw

そんなわけで2017年版の面白かった本3選でした!
ではではまた、、

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