本日はお日柄もよく。

絵をかいたり気になったことを語ったり妄想したりしています。

V系バンドマンと繋がりまくる女子大生が落とせなかったイケメンギタリストのハナシ。

 

お題「最近気になったニュース」

 

こんにちは!
先日「最近バンドを始める人が少なくなっている」というニュースをやっていました。バンド好きとしては悲しい限りです。

でも音楽で食べていくのはやはり難しいのだろうなと思います。例えば少し有名になって少し稼げるようになったとしても、それを10年…20年と継続していって老後まで暮らしていけるのか?

そう考えると職業として選択するにはやはり重いのかもしれません。特にいまの若い世代は現実主義だとききますし…(その割に中学生あたりのなりたい職業にYoutuberが食い込んでいるのが謎ですが笑)

 

そんなことを考えていたら、あるギタリストのことを思い出しました。今回はそのことを書こうと思います。

 

これはただの思い出話の一環として書いています。
また、個人的見解に基づいて書いておりますので一般論とは異なります。

 


久々に絵をかきました!

 

これはもう古い時代の話です

 

過去のV系の話になるとよく90年代が挙げられますが、それは90年代が何度目かのバンドブームだったからではないかと思います。この話も、ちょうどその頃のお話です。

この思い出話を書くにあたって、まずその時代背景について書いておこうと思います。

 

そのとき時代はバンドブームだった

 

この当時のメジャーシーンの有名どころはX JAPANやLUNASEAや黒夢、また「ビジュアル四天王」と呼ばれてSHAZNA、FANATIC CRISIS、La'cryma Christi、MALICE MIZERあたりがデビューした頃だったかと思います。

テレビ番組「BreakOut」ではPIERROTやJanne Da Arcあたりが出ていました。
これらのバンドもまだギリギリインディーズでしたが、テレビや雑誌に出ていたしかなり大きい全国区バンドという感じ。

更に規模をさげていくと、この頃インディーズで「最近勢い出てきたよね」と言われていたのがDIR EN GREYです。Dirといえば今やV系の中で盤石な地位を確立していると思います。海外でも人気ですもんね!

だけどこの当時、Dirがそこまでの存在になると予想できた人は少ないんじゃないかと思います。なにしろDirの他にも幅を利かせている事務所系バンドがたくさんいたし、色んなバンドが人気を持っていたからです。

 

今いくつかのバンドの名前を出しましたが、当時はこのような顔ぶれでした。本当は個人的にもっと有名なバンドがいるのですがここでは割愛したいと思います。

 

この当時の大きなポイントは、LUNASEAやROUAGEのようなゴリゴリの黒服系の攻撃的なV系が一般的にも受け入れてもらいやすくなった、ということだったのではないかと思います。

もちろん実際にデビューしたあとは色々苦労したと思いますが、インディーズバンドからするとまず第一関門は「デビューすること」ですよね。

 

もしかすると、現代ではもうメジャーデビューすることはそれほど意味を持たないのかもしれません。そういったプロセスを踏まずともお金を稼ぐ方法がいろいろあるし、そもそもCDで売り上げを立てるという今迄の在り方自体が破たんしていますし…

けれど、昨今の「メジャーデビューしなくても有名になれて食べていける」というロールモデルは、ゴールデンボンバーが出てくるまでは無かったんじゃないかなと思うんですよね。(個人的見解です)

 

今から語ろうと思っている話は「バンドで成功する=メジャーデビュー」という時代だったと思います。世の中はバンドブームだったし、世間からすれば異端なV系もちゃんとデビューができる時代。どんなに狭き門だと分かっていても、なんとかいけるんじゃないか…そんな夢が持てる時代だったわけです。

 

彼は都内某ライブハウスの人気バンドのギタリスト

 

どういう経緯だったかは忘れましたが、ある日、ギタリストRさんと知り合いになりました。赤髪のイケメンギタリストで、性格は気さくで明るくノリが良かった。バンドマンというより近所の兄ちゃんみたいな感じでしたね。

彼は、都内某ライブハウスで人気のあるバンドのギタリストでした。ライブハウスって、よくそのライブハウス主催のイベントとかやりますよね?そういう時にトリを飾ったりしていたようで、そのライブハウスからすると推しのバンドだったようです。

 

そのライブハウスは当時有名でしたが、わたしはそのライブハウスにはあまり行ったことがありませんでした。なにせ遠くて…泣。だからそのバンドのことは知らなかったんです。

けど一度そのバンドのライブを見てみたかったので、こっそりライブ参戦してみたんですね。そうしたら、CLUB CITTAでのそこそこ大きいイベントに出ていて。やはり人気があったようです。

 

よく顔を合わせるバンドマンの一人に

 

当時わたしは、ある界隈のバンドやその周辺のファンの人達に仲良くしてもらっていて、よく一緒にライブを見たり飲んだりしていました。

それで、いつからかRさんもその界隈の打ち上げによく顔をだすようになったんです。

今思うと、誰と誰が繋がってそうなったのかさっぱり謎なんですが…なにしろ活動地域が全然違うんですよ。さらに言えば音楽の方向性も全然違う。ほんと謎です

だけどとにかく、ある時期からRさんと顔を合わせる機会が多くなって、一緒に飲んで話すことが多くなったんです。

  

タイムリミットは1年だと言ったRさん

 

Rさんはノリがよくて、女の子と「うぇ~い!」ってやるようなタイプの兄ちゃんでしたが、中身はかなり真面目でした。

男女でずっと飲んでいるととかく色気のある話とかゲスい話とかになりがちですが、だいたいするのは音楽の話。

Rさんにはよく一緒につるんでる女の子がいて、その子も一緒に打ち上げにくることが多かったんですが、実はその子もバンドマン。同じギタリスト同士でした。

 

なぜかわからないけど、Rさんと他のバンドマンとでは、話しているとき「なにか違うな」という感じがしたんですよね。

 

そんな中、ある日Rさんのバンドの話になりました。
今までRさんのバンドについては具体的な話をきいたことがなかったのですが、一緒につるんでいる女の子によれば、メジャーデビューの話はきている、ということでした。

ただ、RさんのバンドはVoが驚くほど我儘で性格が悪いんだそうです。一言も話したことがないのでさっぱり分かりませんでしたが、その女の子がすごく嫌そうな顔して語っていたのを覚えているのでよほどヒドかったのでしょう。

 

Rさんは言いました。

 

「俺、北海道出身なんだけどさ、あと1年でデビューできなかったら帰ろうと思ってるんだ」

 

え~~~~帰っちゃうの!!!!???

他のバンドを組むという選択肢は!!!??

 

そう思いましたが、Rさんは「現バンドがダメだったらもうバンドをやめる」という決意をしていました。
でも良く考えればそれも当然だったのかもしれません。なにしろそのときRさんは25歳くらいだったのです。

最近は歳をとってもバンドをそのまま続けるのが普通といった環境になりましたが、やはりこの当時「30歳までには結果をださなければ」的な雰囲気はありました。

たぶん、プロミュージシャン以外でそういった例がなかなか無かったからではないかと思います。

 

つまり、この時点でRさんには、自分の人生を賭けたタイムリミットがあったのです。

 

V系バンドマンを喰いまくる巨乳女子大生「お嬢」

 

ここで少し話が変わりますが、当時わたしが仲良くしてもらっていた界隈に、1人の可愛い系女子大生がいました。

その子はおっとりしていて、胸がおっきくて、見かける時はいつもオフィスカジュアルのような女性っぽい格好をしていました。

 

仮にこの女子大生を「お嬢」と呼びます。

 

わたしはお嬢とはあまり話したことがありません。
わたしは基本ライブを見てそのまま打ち上げに参加するという流れが多かったので、ライブから一緒に見ている女の子やバンドマンとは話す機会が多かったのですが、お嬢はライブ会場で見たことがなかったんです。

 

それもそのはずで、お嬢は打ち上げにしかこないのです。
打ち上げ中はだいたいバンドマンと話していて、特定のバンドマンが帰る時に一緒に帰っていきます。

この時点でなんとなく察しはつきましたが、ある日お嬢が帰ったあと、仲良くしていた女の子にお嬢のはなしを聞きました。

 

 「お嬢、良い子なんだけどね~。メンバーが帰るとき家にくっついてきてベッドに入ってくるらしいよ」 

 

明らかにバンドマン側から聞いたという口調だったので、お嬢自身はそのことを周囲に言っていないのでしょう。たぶん秘密だったのだと思います。

だけど女の子がそれを知ってるということは、バンドマン側は周囲に言ってるわけですよね。

でもそれも仕方ない…そう思ったのは、お嬢が今まで寝てきたバンドマンの数が半端なかったからです。

 

「色んなバンドのバンドメンバー全員とやってるからね~」

 

どんだけ穴兄弟つくれば気が済むんだお嬢~~~!!!

その話を聞いて特にショックを受けたということはなかったのですが、そこまガッツリとバンドマン喰いをしている人と出会ったのが初めてだったので、まさかこんな近くにいたとは!ということが衝撃でした。

具体的にどのバンドのどのメンバーとヤったとかそんな話も聞いたのですが、メンバー全員と関係している場合はともかく、あるバンドはヴォーカルだけだったりして、これは好みの人優先なんだろうな…とか全然違うことが気になってしまいましたね。

それにしても…

メンバー全員と関係した場合は全員好みだったのかな?
そんなことってあるでしょうか…?
それともそのバンド自体が好きだから…?
それとももはやゲームのように攻略している感覚なのか…?

この辺は今でも謎ですね、、

 

ある日の打ち上げで二人は出会った

 

そんなお嬢ですが、ある日、Rさんが参加していた打ち上げに登場しました。このとき二人は初対面でした。

ところがお嬢は只者ではなかったのです。例え初対面のバンドマンだろうと容赦ありませんでした。

話を聞いていればRさんがそこそこ人気のバンドのギタリストだということはすぐに分かりますし、なにしろ普通にイケメンです。お嬢がこれを逃すわけがなかったのです。

 

Rさん:「じゃあ俺、先に帰るわ」

お嬢:「あ、私もそろそろ帰ろうかな~」

 

ロックオンしたな!!!?

 

もう~このときはすごくショックでしたね…!

お嬢が誰とヤろうが構わないけれど、なんだかRさんだけは嫌だったんです。
なんだろう…Rさんのこと好きだったのかな(笑)
今となるとよく分からないですが、とにかく「Rさんだけはやめて~!!!」という気分でした。

でも、だからといって自分も一緒に帰るというのも変な話だし、その場にはもっと仲の良いバンドマンがいてその人経由でその場があったも同然だったので、ちょっとそういうのはできないな、と…

その日の帰り道は変に落ち込みましたね…(笑)
今頃お嬢とヤってるのか…そう思いながら終電に揺られました…(笑)

 

そして2人の結末は…

 

それから少し経った後、以前お嬢のことをいろいろ教えてくれた女の子が、こう教えてくれました。

 

「あの日、お嬢、やっぱりRさんの家についてったらしいよ」

 

でしょうな…

 

「で、ベッドの中入ってきたって」

 

でしょうな…

 

「でもRさん、ベットに一緒に入ったままお嬢のこと無視したんだってw」

 

え!!!?

 

それを聞いた時、ちょっと嬉しかったです(笑)
そして、据え膳食わぬは男の恥状態を覆すバンドマンもいるのか…ということに驚きました。

何でそう思ったかというと、その界隈のバンドマンと話しているとやはりみんな下半身事情はゲスかったからです。

ファン喰いやヤリ逃げは当然といった感じだし、仮に1回関係してもそのままライブに呼んだりするのである意味ではセフレっぽい感じですよね。

バンドマンはそういうのが普通なのだろうなという印象を持っていましたが、Rさんのその話をきいたら少し見方が変わりました。まあ少数派かもしれないけど…!

 

やがて時代は終わる

 

その後、プライベートが忙しくなったり、好きなバンドが解散したりといろいろありました。わたしにとってこの頃はとてつもなく激動だったのですが、おそらくRさんにとっても激動だったのではないかと思います。

 

Rさんのバンドは、解散という道を進みました。

 

どうしてそうなったのかは分かりません。
ただ一つ確かなことは、Rさんの夢は崩れ去ったということです。

 

わたしは今でもバンドのことを考えるとふとRさんのことを思い出します。そしてその時、必ず一緒に思い出すことがあるんです。それは、冒頭に書いた時代背景のことです。

前述したとおり、この当時Dirが人気急上昇していました。とはいってもまだ雑誌の小さな枠に紹介されるくらいです。

Rさんは飲みの席で「Dirなんてほんと大したことない!」と言っていました。あまり愚痴とか言わないRさんが珍しく言った愚痴がそれだったのです。

そのDirはいま不動の地位を築いてる。
そしてRさんの夢は散ってしまった。

なんだかその対比が切ないというか苦しいというか、本当に何ともいえない気分になるのです。

 

「デビュー」という夢について

 

デビューを夢見てそれを叶えたバンドと、それが叶わなかったバンド。その境界って一体なんだろうと思ったりします。

だけど不思議だなと思うのは、デビューしたからと言ってそれが成功とも限らないということです。それはもう色んなバンドがその歴史をもって実証してると思う。

あんなに華々しくデビューしたのに解散するときは散々な状態とか意外と多い。一番悲しいのはメンバーに裏切られるパターンです。あれはツライ…。

そう考えると、結局「デビュー」って何なんだろう?って思いますね。よくデビューしてからが本当の勝負だと言いますが、そうはいってもまずデビューしないとその土俵にも立てないわけで、だからこそ最初にデビューを目指すのだと思うんです。

 

だけど最近、昔からずっと活動を続けているバンドマンが、インディーズだけど音楽のみで生きてる様子なので、時代は変わったんだなとしみじみ感じます。

尤もそのバンドマンはそれなりのキャリアと人脈がある方なので、そのような生き方ができるということなのかもしれないけど…

たぶん今でも音楽だけで食べていくのは大変だと思うけど、前より間口が広がったというか、可能性が広がったというか、柔軟になったんじゃないかな…という気はしています。

 

いま、Rさんがどんなふうに生きているかは分からないし、知る術もありません。当然わたしのことは覚えてないでしょう。
だけどわたしは多分、今後もたびたびRさんのことを思いだすと思うんですよね。

なんというか、本当に純粋に、身近なのにカッコイイと思えたバンドマンだったなと思います。

 

 

とても長くなってしまったけど、ちょっとした思い出話でした。ここまでお読みいただきありがとうございました!

 

 

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