V系/バンド

ライブハウスでの体調不良の原因とは?ライブ中にめまい&意識が飛んで失神しそうになったから全力で阻止したハナシ。~バンドと心中できるか?~

2019年3月19日

こんばんは、もとみんです。

カニが食べた過ぎてカニ愛が止まらないですが、なかなかカニにありつけないので切なさに涙する日々です。

それはともかく、先日大好きなバンドのライブがあり、いそいそとライブハウスに足を運びました。もうどれだけこの日を待ったかというくらい楽しみにしていたライブで、ツアーのセミファイナルでした。

以前もどこかの記事で書いたと思うのですが、二十歳前後のころはV系が好きすぎてライブハウス通いをしていました。それなので、おそらく一般的にはライブハウスに出入りしている数は多いほうだと思います。

個人的にライブハウスの雰囲気が好きなので、一人でも行くし、友達とも行きます。バンドと付き合いがあったころは呼ばれていくこともありました。そんなわけで、今までの人生でライブに行くことが妙に多かったのです。

なぜこんな前置きをしているかといいますと、昨日のライブで人生初の出来事が起こったからなのです。そう…

 

ライブを見ているときに、初めて体調不良になったのです。

 

この世にはライブ以外にもいろいろな興業がありますが、たまに本番中に体調不良で運び出されるお客様がいらっしゃいますよね。自分はそれとは無縁だと思っていたのですが、ついにわたしにもそのときがやってきてしまいました。

 

ちなみにこれ、

 

かなり怖かったです、、、

 

ライブ自体は良かったんですよ!

なにしろ大好きなバンドが最強に素晴らしく、気分は最高にアゲアゲで、もう明日も明後日もライブやってほしいしむしろ地元に戻らずこのまま関東に住みついてライブしてくれええええ!!!というレベルだったのですが、突然襲ってきた体調不良のラスボス感はすごすぎました。

 

愛すべき「爆音」が難聴や耳鳴りを引き起こす

ライブハウスといえば爆音でお馴染みです。それ故に音漏れして近隣住民から苦情がくるのもライブハウスあるあるでしょう。ライブハウスを愛する人のなかには、この爆音を求めているという人もいるんじゃないかと思います。

ところがこの「爆音」が、体調不良を引き起こすんですよね…

爆音が原因の体調不良には、「耳が聞こえづらくなる」「耳鳴りがする」というのが多いようです。

たしかに爆音を聞いたあとは音が聞こえづらくなりますよね。しばらくすると治りますが、翌日になっても治らない場合は難聴になっている可能性もあるようです。

この難聴は早く処置すれば投薬などで治るとのことですが、しばらくたつと取り返しがつかなくなるそうです。実際難聴になってしまった方によれば、一週間以内が勝負なのだそうです。それを超えると一生治らないかもしれないのだとか…

好きな音楽が原因で、好きな音楽が聞けなくなってしまうという一番悲しい事態になりかねないので、ライブ後に「音が聞こえづらい」「耳鳴りがする」という症状が2日以上続く場合は要注意ですね。イヤホンでも難聴になるそうなので、音楽LOVEな方はご注意くださいませ…!

ちなみにこちら↓の日経の記事に衝撃的なことが書かれておりましたので引用いたします。

 

1億人の若者が将来、難聴になる危険がある――。WHOは15年、世界の中所得国以上で暮らす12~35歳のうち、およそ11億人が難聴になる危険があると発表した。

(中略)

対策としてWHOは、音楽プレーヤーの使用を1日1時間以内にすることや、騒音が激しいところでは耳栓を使うことなどをすすめる。また、ドライヤーやバイク、自動車などの騒音を例に、1日に聞いてもいい許容基準を示し、注意を促している。

出典:難聴リスク、若者の耳に迫る 大音量ライブやイヤホン|ヘルスUP|NIKKEI STYLE

 

世界保健機関(WHO)は「音楽プレーヤーの使用を1日1時間以内にしたほうがいい」とおっしゃっているようです。

 

1日1時間…だと!?

 

少ない!!!!!!泣

 

音楽好きのみなさま、これに耐えられますか?

これしか音楽が聞けないなんて今度はメンタル崩壊しそうな予感しかしないのはわたしだけでしょうか?

メンタルをとるか耳をとるか。なんなのこの究極の選択。

 

マジ恐怖!意識が遠のいて失神しそうだった

ところで、先日わたしが感じた体調不良は「めまい」でした。眩暈ってふつうクラクラしたりフラフラしたりしますが、そういうタイプではなかったんです。症状としてはこんなかんじでした。

 

1.頭頂部がしびれる

2.一瞬、意識が飛ぶ

3.顔から血の気がひく

 

演奏しているから基本的にはずっと爆音ですが、なかでもギターの音が一気に重なるときとか、ジャーン!って音が厚くなった瞬間に、頭というか脳にすごい響いたんですよね。で、そのときに意識が飛ぶんです。7~8回それが起こって、「このままだと確実に失神して倒れるな…」と直感的に思いました。

しかしどうでしょう、わたしが立っていたのは前から3列目くらいです。曲はめちゃくちゃ盛り上がっている。メンバーさんもセミファイナルでめっちゃ楽しそうに演奏している。自分だってずっと楽しみにしてた。そんなライブ中にいきなりぶっ倒れたらどうなっちまうの?????

これが大きなホールとかなら、倒れてもイベンターの人だか警備の人だか、いわゆるスタッフ的な人がすぐ対処してくれると思うんですよ。

でもライブハウスはどうでしょう。ライブハウスのスタッフさんは基本は技術スタッフなんじゃないですかね? 受付スタッフも重厚な扉の外にいるので気付かないはずだし、照明や音声さんが一番後ろにいたりしますが、そこから対処するのは難しいでしょう。

それも気になるけど、もっと気になるのは、もしぶっ倒れたら演奏は中断してしまうの?ということです。もしそんなことになったら…あ~もう考えただけで血の気が引く!実際血の気ひいてるけど!!!そんな迷惑だけは避けたい!!!

…という悪夢を想定しまして、これはもうとにかく何がしかの対処をするしかないなと思いました。そんなわけで一瞬にして考えたのがこちら。

 

プランA:前列ノリノリを諦めて、後ろのほうで座りながら遠目で見る

プランB:むしろノリまくってぶっ倒れる

プランC:むしろ帰る

 

どれも悲しい…(T_T) 

 

一番現実的なのはプランAですが、「こんなに待ちに待ったライブなのに?」という悔しさが消えません。

どう考えても体調のほうが大事だろ!って感じですが、もうほんとにほんとにほんとに楽しみにしてたのです。

それなのに!それなのにいいい!!!

 

しかしここでわたしは思いました。

 

ちょっと待てよ…この体調不良の原因はなんだ?

たぶん爆音だ。

ということは、爆音を遮断すれば良いのではないか?

 

そんなわけで、片方の手で今迄通りノリノリして、もう片方の手でスピーカー側の耳を抑えることにしました。

そうしたら…あら不思議! 意識が飛ばなくなったではないですか!!!

メンバーさんには申し訳ないですが、背に腹はかえられません。その後は、基本的に片耳を抑え、たまにそれを外して…というのを繰り返しました。ただ、ずっと耳を開け放っていると「あ、なんかヤバイかも」という雰囲気になるので、ほとんどラストまでとびとびで耳を抑えないと危険でしたね。

あとは気休めかもしれないけど、手持ちの水をちょこちょこ飲みました。あとで調べてみたら、これも意外と良い行動だったようです。

 

体調不良にならないよう対策して参戦するべし

今までこのような事態に陥らなかったもので、体調不良に備えることを考えませんでした。しかしいざこうなってみると、予防や対策が大切だなあと痛感しましたね。

わたしの中でライブハウスは、「爆音」と「酒」と「煙草&香水&化粧の匂い(さいきんこれらの匂いはちっともしない)」が最強タッグを組んだ印象で、このアンダーグラウンド感のなかにマトモさを感じたくないなあみたいなところがあって。

とくに私がライブハウスで見ているのはロックとかV系とかなので、あきらかにカウンターカルチャーです。だから余計、常識をぶっ壊してこー!みたいな感じがあるんですが、さすがに体調不良には勝てなかった…!

ライブハウスで楽しくノリノリしたい場合は、体調不良にならないように要注意ですね。

あんまり恐ろしかったから、少し調べて対策&予防ポイントをまとめてみました。わたしのように眩暈とか失神寸前までいきたくない場合は、以下の点にお気を付けてノリノリしてくださいませ!

 

体調不良予防法1.スピーカーの前に立たない

ステージの左右にデカいスピーカーがありますが、その真横に立つとかなりヤバイです。耳が終了します。

だいたいステージ上手(客席から見て右側)はギターの方、ステージ下手にベースの方がいますが、ファンだから最前で見たい♪と思って最前列の端っこに捻じ込むと、スピーカーの爆音の洗礼を受けることになります。ライブを見るときは、できれば真ん中あたりが良いかもしれません。

あとは耳栓をするという対処法もあるようです。爆音だから耳栓をしても聞こえますよね。耳栓については賛否両論あるようですが、耳が終了するよりはマトモじゃないかな?と思います。

万が一メンバーさんに何か言われたら、「耳が終了したら二度とあなたたちの音楽が聞けなくなっちゃいます。そんなことになったらツラくて生きていけない! 故に耳栓を装備しております。むしろバンドグッズで出したら売れると思いません? いっそ出しちゃいましょう!!!」と提案すれば0.001%くらいの確率で盛り上がるかもしれません。

 

体調不良予防法2.寝不足でライブに参戦しない

めまいが起こる原因の1つに、「寝不足」があるようです。寝不足はすべてにおいてヤベーですから、しっかり眠っておくのが良いかもしれません。

そのほかにも「過労」「風邪」といった体調不良状態の場合は、自律神経のバランスが崩れてめまいなどが起こりやすいそう。普段から自律神経失調気味の人は特に注意したほうが良いかもしれません。

 

体調不良予防法3.酒を飲みすぎない

二日酔いは「めまい」の原因になるそうです。そういえばお酒をたくさん飲むと酩酊状態になりフラフラしますよね。これは納得!

ライブハウスの場合ほとんど1ドリンク制だから、お酒を飲む人もいるでしょう。1杯でそこまでヒドくはならないと思いますが、続けてお酒をオーダーした場合や、そもそもお酒が入った状態で参戦していたり、前日に飲んでいたりした場合は注意したほうがいいかもしれません。

水とかお茶などのペットボトルを1本持っておくと良いかも?

 

体調不良予防法4.ハイヒールはやめたほうがいいかも

ほとんどのライブハウスはスタンディングだと思います。ということはライブ中はたちっぱなしですよね。ハイヒールは足をしめつけることがあるので、しびれの原因になりそうです。

自律神経のバランスが崩れていると、上半身への血流が悪くなり、脳の血のめぐりが少なくなってクラッとするとのことなので、締めつけるものは避けたほうが無難ですね。

替えの靴を持っておくと便利ですが、なかなか荷物なので、ヒールが低いものや履きなれた靴、または柔らかくて締め付けにくいタイプのものがいいかもしれません。

もしフラついたら、即座にしゃがみこんだり、足を動かすとよいそうです。そういえばわたしも足がしびれる感じがありました。ちょっと足踏みするぐらい動かしておいたほうがいいかも。

そう考えるとむしろ全身でめっちゃ暴れてる人のほうが良いのかな??(ただしヘドバンは脳にあまり良くないようですが…)

 

体調不良予防法5.水を持参してこまめに水分補給する

しびれの原因としては「脱水症状」も挙げられるそうです。これは「お酒を飲みすぎない」にも関連していますよね。

アルコールは利尿作用があるから、飲むとトイレにいく回数がビックリするほど増えると思います。こうして体内の水分がどんどん外に…!

というわけで、やはり水分補給が必要です。ペットボトルは必須かもしれません。1ドリンクでお水をもらうのも良いですね。

 

ライブ翌日も不調を感じたら病院にいこう

わたしが感じたのは意識が遠のくようなクラッとしためまいだったので、今回はそれについて書いてみました。ただめまいにも種類があって、ふわふわする感じとか、ぐるぐるするかんじとかで、原因が変わってくるようです。

ネットで調べてみたら、ライブで難聴になる場合はふわふわするとか耳鳴りがするといった症状が多いようでした。メニエール病とかもこちらの症状みたいです。この場合は耳に原因があることが多いようですね。

むしろわたしが感じた、クラッとして失神しそうになる、というめまいは、脳に問題がある場合もあるようなので、同じ症状があった人はマジお気を付けください。くも膜下出血などの脳卒中系とかの可能性もあるようなので…こわすぎる…

ライブ後の爆音で耳が変だなと思ったら耳鼻科へ、わたしと同じめまいだったら脳神経外科も検討すると良いかもしれません。

音楽好きのみなさま、体調不良に気を付けて素敵なライブハウスライフをお送りくださいませ♪

ではではまた、、カニ食べたい、、

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